どうやって人間関係の良し悪しを見極める？

人間関係を見極めるには？

転職前にその職場の人間関係がどうなのかを見極めるのは簡単なことではありませんよね。ですが、人間関係が悪くなりやすい環境には一定のルールがあります。このルールを頭に入れておけば、人間関係の悪い職場に転職することを避けられるでしょう。

まずは詳しい情報を聞く

介護職は他の職種に比べて転職に対するハードルが低めですよ。もしかしたら気になる施設から転職してきた人身近にいるかもしれません。まずは情報を知っている人にどのような環境なのかをさりげなく聞いてみましょう。
情報を持っている人が身近にいないなら口コミサイトを参考にするのもおすすめですよ。実際にその施設で働いていた人の生の声が掲載されているので、より詳しい情報を知ることができます。ただし口コミは主観的なものなので、すべて鵜呑みにしてはいけません。その人が「人間関係が悪い」「働きにくい」と感じていたとしても、たまたまその人のやり方に合っていなかっただけかもしれないからです。あくまでも口コミは参考程度に！

見学して直接確かめる

実際に自分の目で様子を確かめてみるのも有効な方法ですよ。とはいえ、ただ様子を見て回るだけでは詳しい人間関係を見極めることはできません。見学する時は以下のポイントを特に注意してくださいね。
1つ目は「職員の様子」です。もし見学中に職員が強く注意したり、叱ったりしている声が聞こえるようならその施設で働くことは考え直した方がいいでしょう。来客がいるのに注意しているということは、見えないところではそれ以上の叱責を行っている可能性があります。
2つ目は「上司の態度」です。施設見学は採用に関する人が担当することが多いのですが、所属先の上司とも顔を合わせる機会を設けている施設も少なくありません。しかし顔を合わせた時に高圧的な態度で接してきたり、返事がいい加減だったりするような場合は人間関係に問題が生じる可能性が高くなると思って間違いないでしょう。同僚とは良好な人間関係を築けても上司との関係が悪ければ大きなストレスになってしまいますね。
3つ目は「採用人数」です。見学中に施設のことや仕事内容に対して質問をする機会があったら採用人数について聞いてみましょう。人間関係の良し悪しを聞いても答えを濁されてしまうことが多いからです。採用人数が常識の範囲内であれば心配ありませんが、施設の規模に見合わないような大人数を募集していたら何かしらの問題を抱えている可能性がありますよ。

「経験者への対応」も確認

介護職の仕事は施設形態によって内容が異なり、また仕事の進め方も施設ごとに違います。「経験者だから」と手順を簡単に説明されただけで業務を任されてもすぐに順応できるとは限りませんよね。いきなりすべての業務を任せるような施設は人手が足りず余裕がないのでしょう。そのような施設は人間関係の良好とはいえないので注意が必要ですよ。